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【読了】Chemical Secret (OBW3)

 

OBW3、3冊目。
これはOBWオリジナルの作品なのかな。
リトールドはリトールドのよさがあるが、個人的にはやはりオリジナル作品のほうが読みやすい!

 

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あらすじ(アプリの説明文より引用)

それは、とても高収入の仕事だった。そう、あまりに高収入の……。
失業中の化学者ジョンは、妻を亡くし、二人の子どもを抱えて貧しい生活を強いられている。子どもたちのために、なんとか安定した仕事を得ようとしていた彼に、塗料会社での安全性検査の仕事が舞い込む。その仕事は、彼の幸福を保証してくれるように思われたのだが……。

 

物語的おもしろさ

非常におもしろかった。主人公には苛立ちつつ、最後はあまりに哀れで…。

タイトルからある程度想像できるとおり、企業の環境汚染問題を取り扱った作品である。
ともすればありがちな展開になりかねない話だが、そういった社会的なテーマを主題としつつ、「家族」が話の核になっているため、より身近なテーマとして読むことができる。特に終盤の娘の行動は予測できず、いい(?)アクセントになっている(ちょっと軽率過ぎだが)。

ただ、「家族」を前に出した分、会社や社長の責任について言及されなかったのは残念だ。まるで主人公一人の責任のように見える終わり方になっているからね〜。最終章の悲哀は好きなのだが。

 

多読的読みやすさ

これまた非常に読みやすい。
タイトルに「Chemical」とついているものの、専門用語が特別出てくるわけでもない。
多少知らない単語があっても、前後の文章や、頻出する単語は調べるなどすれば、意味がわからなくて困るということはほとんどない。
文法も簡単だし、OBW3の中でも前回読んだ「The Picture of Dorian Gray」(感想はこちら)と同じくらい読みやすいと思う。

 

まとめ

ストーリー的にも、英語的にも非常に読みやすい、オススメの1冊。
理系の話苦手だし…という方でも、上に書いたとおり家族の話なので大丈夫。
物語が英語なのにすっと入ってくるので、これぞ多読の醍醐味という感じだよ!

 

多読の記録

語数:10,150語
総語数:462,485語

OBW3はあと1冊〜。
ほんとは季節を合わせて読みたかった作品なのだが、まあいいや。

ちなみに、その本は多読を始める前に1冊だけDLしてあったものなのだが、当時は少し読んだだけで疲れてやめてしまった。
さて、1年以上多読をしてきた今、どのくらい読めるかな〜。
いろんな意味で楽しみ!

 

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