このページは何?
詳細はこちらに書いてあるとおりだが、ここは藤子・F・不二雄大全集のドラえもん全巻(短編20巻・長編6巻)を読み尽くすという企画のページである。
Twitterで1話1ツイートの感想などを書き、それを表にしてまとめた。
1巻で1記事にすると長くなってしまうため、数回に分けた記事になっている。
ドラえもん全話制覇!〜全集3巻その2
ドラえもん全話制覇!〜全集3巻その3
そのほかの巻は、こちらのまとめページで。
表の見方
No. | 便宜上つけた通し番号(カウントは物語のみ) |
タイトル | 全集目次のタイトル(別タイトルのあるものは併記) |
初出掲載誌 | 初めて掲載された雑誌名と出版年月 |
てんコミ | てんとう虫コミックスでの巻数 |
ページ数 | ページ数 |
★は単行本初収録作品(公式より)
表中の赤字はブログにまとめる際に追記した文章。
No. | タイトル | 初出掲載誌 | てんコミ | ページ数 |
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1963年生まれ(1970年度入学)の小学生が読んだ「ドラえもん」(続く) | ||||
0121 | ★ねずみこわーい | 小一70年04月号 | – | 8 |
しばらくはてんコミ未収録作品が続く。スモールライト(?)で小さくなったのび太がねずみを退治しにねずみの穴へ入るのだけど、そのねずみがリアルで怖い。怖いが、ドラえもんがのび太を助けに入る。あんだけ怖がってたのに! 何だろう、火事場の馬鹿力なのかな。てんコミ未収録ってだけではなくて、初単行本化作品(★)でした! | ||||
0122 | ★ドラえもん対ガチャ子 | 小一70年05月号 | – | 8 |
おお、第2巻で登場したガチャ子、再登場。ガチャ子がドラえもんに対抗心を燃やして無茶すれば、ドラえもんも無茶で返す。結果、のび太のとり合いでぐっちゃぐちゃになる。初期のこういうドタバタはほんとに楽しい。何気に暗くなる電球とか出てくるのね。 | ||||
0123 | ★きょうりゅうが来た | 小一70年06月号 | – | 8 |
ガチャ子がまさかの連続出場。友だちより出演回数多いね。この年ではレギュラーだったのかしら? このお話では、ガチャ子が本物の恐竜を連れてきてパニックに。さすがにドラは対抗しないが、対処もしない。結局対処法を思いついたのはのび太。ドラ、何やってるの! | ||||
0124 | ★まほうのかがみ | 小一70年07月号 | – | 8 |
ガチャ子がまた登場し、活躍(?)する。まほうのかがみはフエルミラー的な道具で、かがみに映したものがコピーされる。一年生向けということもあってか、コピー人間はどうなるのかとか、詳しい説明はない。この辺は掘り下げずに読んだほうがいいんだろうね。 | ||||
0125 | ★いぬになりたい | 小一70年08月号 | – | 8 |
ガチャ子がいなくなってさびしい。ドラえもんではよく出てくる、動物に変身する系の道具。無理矢理な展開があっておもしろい。動物になれるとしたら何がいいかなあ。いい飼い主に恵まれた犬猫がやっぱベストかな? いや、やっぱいい飼い主に恵まれたカメかな? | ||||
0126 | ★ウルトラワン | 小一70年09月号 | – | 8 |
ウルトラマンセブン+犬…? テレビにドアをつけると、映っているものが取り出せるという道具が出てくる。テレビ取りもちみたいなものだね。テレビの中のお話と現実が交錯して、そこはやっぱり低学年向けという感じ。定番のお話とはまた違った切り口で楽しむべきお話だ。 | ||||
0127 | ★ゆめ | 小一70年10月号 | – | 8 |
人の夢を一緒に見られるめがねと、夢に出てきたものを現実に持ってこれるなげなわ。ものを取り出すだけでなく、怪物も退治してしまうのがおもしろい。その怪物も夢でしか生きられないらしいので、かわいそうなんだけど。これはギリ、ドラえもんの道具で説明つくのでいいSF。 | ||||
0128 | ★おかしなでんぱ | 小一70年11月号 | – | 8 |
ガチャ子がまた出てきた。のび太が何をしてもダメなので、頭も体も幼稚になる電波を流して、周りのレベルを下げたガチャ子。特にパパとママがヤバい。西部劇ごっこをしてたり、金魚鉢にパンをつるしてくじらを釣ろうとしてたり…。かなりシュールな絵になっている。 | ||||
0129 | ★かべぬけき | 小一70年12月号 | – | 8 |
壁を抜けるというモチーフ自体は目新しくないが、このお話は展開が目新しい。のび太のために道具を出したのに、自分で道具を使って暴走するドラえもん、っていう。後年ではのび太がやりそうなことをドラがやっているのだ。夜までのび太を放置してるのもウケる。 | ||||
0130 | かべ紙の中で新年会 | 小一71年01月号 | 9巻 | 8 |
この年の小一で唯一のてんコミ収録作品。かべ紙シリーズといっていいのかな? このお話以外にもたびたび登場するシリーズものの道具だ。これも欲しかったな〜。特に食べ物屋さんやおもちゃ屋さんね! 子供たちだけでやりたい放題…憧れだ。いや、今でもやりたい! | ||||
0131 | ★虫めがね | 小一71年02月号 | – | 8 |
レンズを通して見ると、その対象が大きくなる虫めがねと小さくなる虫めがね。ビッグライト&スモールライトみたいなものだが、体の一部を大きくするとかできるみたい。ライトより細かい調節ができるのかもね。スネ夫がいたずらして大きくしたジャイアンのでべそがやばい。 | ||||
0132 | ★まほうのとけい | 小一71年03月号 | – | 8 |
針を回すことで、時間を戻したり進めたりできる時計。お話の中であまりに頻繁に針を回すので、地球がおかしくならないか心配になる…。のは野暮か。実際、子供のころって、帰りの時間が早いのに、すぐ夜になって遊び足りなかったもんな。今も遊び足りないけど。 | ||||
0133 | まほうの地図 | 小二71年04月号 | プラス5巻 | 10 |
プラス収録作品。社会は苦手だし地理も苦手だけど、地図は好きだ。道具としてはどこでもドアを不便にした感じの移動系アイテムだが、地図で場所を探して移動するワクワク感は大きい。しかも、ほかの惑星にまで行けるんだから! 便利だからいいってものでもないね。 | ||||
0134 | 空とぶさかな | 小二71年05月号 | 7巻 | 10 |
このお話も好きだったなあ。エサをぎゅっと握って匂いをつけるっていうのが、愛情を込めてる感じがして好きだった。空飛ぶ魚は水族館と見た目の印象は変わらなそうね。番犬ならぬ番タコとか、いいなあ…。ただちょっと匂いだけ気をつかわないといけないかもね。ただ、魚の匂いって水に棲んでいるからって気もするので、空中なら臭わないかも? | ||||
0135 | 役立つもの販売機 | 小二71年06月号 | – | 10 |
てんコミ未収録作品。そのとき役に立つものが10円で手に入る機械。しかも、10円を入れたら10円がたくさん出てくるって。エンドレスじゃん! ひみつ道具をお金儲けに使っちゃってるし、糸とガムで販売機のお金を取り戻すのも…まずいよね。だから未収録? | ||||
0136 | ソノウソホント | 小二71年07月号 | 4巻 | 10 |
子供のころ、「そのぅ…うそ、ほんと」だと思っていた。うそをつくのは悪いことなので、後ろめたさを感じたかったのだろうか。パパのいじられキャラ再び。使い方次第では万能な道具だ。普通のうそはもちろん、奇跡的なことまでほんとにしちゃうんだから。 | ||||
0137 | 潜水艦で海へ行こう | 小二71年08月号 | 6巻 | 9 |
これ大好きだったお話だ! 水から水へジャンプする潜水艦。おもしろいのは、周りの広さに合わせて伸び縮みするところ。しかも純水だけでなく、ジュースやお茶にも飛ぶところがおもしろい。揚げ句、トイレに飛んだり…後のほうでよかったね。最後の「あちい」好き。 | ||||
0138 | いんちき薬 | 小二71年09月号 | – | 9 |
てんコミ未収録作品。お医者さんごっこ用の仮病薬。熱が出たりするんだけど、本人はいたって元気。誤算だったのは、ママが本気で心配して東奔西走しちゃったこと。揚げ句、葬式ごっこの薬を出すドラもドラだ。最後はのび太が改心する良作、てんコミにないのはもったいない。 | ||||
0139 | ショージキデンパ | 小二71年10月号 | – | 9 |
本山くんキライ。人に迷惑をかけるうそはいかんよ。しかも、当事者以外に、自分は被害者で悪いのはのび太だって吹聴する。いくら子供でも最低だ。母親も母親で、平気で居留守使わせる。そんなんだから息子もうそつきになるんだよ! 同情の余地ないっす。 | ||||
0140 | ペロ! 生きかえって | 小二71年11月号 | 3巻 | 10 |
しずちゃんが赤ちゃんのころ来たペロ。これ二年生に掲載だから7歳。大型犬でもちょっと早死にだよね…。このペロがまたかわいくて勇敢なんだ。ラストのコマがすごくいい。冒頭のセリフにかかっていて、じーんとくる。忘れられてたお巡りさんで笑いもあり。良作。 | ||||
0141 | ほんもの図鑑 | 小二71年12月号 | 6巻 | 11 |
ページを開いて叩くと本物のものや動物が出てくる図鑑。これも欲しかったなあ。今ならカメの図鑑が欲しいね。世界中のカメに会える…夢のようだ。ラスト、のび太まで図鑑の中に入ってしまうのがツボ。のび太の説明文がどうなってるのか、気になるなあ。永遠の謎。 | ||||
0142 | ランプのけむりオバケ | 小二72年01月号 | 1巻 | 11 |
アラジンの魔法のランプ的なやつだけど、願いの叶え方が乱暴の一言なのよね。万能な魔人じゃなかったっていう。ドラえもんも、もう少し説明してから貸せばいいのにね。ラストのコマでは恐ろしい未来が予見される。特に先生には、休み明けにバレるでしょ…。 | ||||
0143 | 雪でアッチッチ | 小二72年02月号 | 1巻 | 9 |
これは検証が必要かもしれぬ。まず、冬の気温を5度としよう。夏を30度。これがあべこべになるのだから、中央値は17.5度。雪の温度は気温が高いため、ギリ0度程度と考えられるから、あべこべは35度。やけどはしないはず。計算合ってる? って、そもそも野暮? こういうの考えるのもドラえもんの楽しみなので、許して! | ||||
0144 | 入れかえロープ | 小二72年03月号 | 15巻 | 10 |
何気に説明しづらい道具。ロープの両端を持った人が入れかわるんだけど、見た目はそのまま。中身もそのままなんだけど、人格が入れかわる。のび太の見た目と中身で、性格はジャイアンみたいな。周りの人は人格でだれかを特定する。説明するとややこしいが、おもしろい。 |
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