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ドラえもん全話制覇!〜全集4巻その3(0241〜0264話)

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このページは何?

詳細はこちらに書いてあるとおりだが、ここは藤子・F・不二雄大全集のドラえもん全巻(短編20巻・長編6巻)を読み尽くすという企画のページである。
Twitterで1話1ツイートの感想などを書き、それを表にしてまとめた。
1巻で1記事にすると長くなってしまうため、数回に分けた記事になっている。

ドラえもん全話制覇!〜全集4巻その1
ドラえもん全話制覇!〜全集4巻その2

そのほかの巻は、こちらのまとめページで。

 

表の見方

No. 便宜上つけた通し番号(カウントは物語のみ)
タイトル 全集目次のタイトル(別タイトルのあるものは併記)
初出掲載誌  初めて掲載された雑誌名と出版年月
てんコミ てんとう虫コミックスでの巻数
ページ数 ページ数 

★は単行本初収録作品(公式より)
表中の赤字はブログにまとめる際に追記した文章。

 

【ドラえもん4(3/3)まとめ】
No. タイトル 初出掲載誌 てんコミ ページ数
(続き)1964年生まれ(1971年度入学)の小学生が読んだ「ドラえもん」
0241 消しゴムでノッペラボー 小五75年04月号 8巻 8
顔のパーツを消せる取り消しゴムと、パーツをかき込むことのできる目鼻ペン。冒頭の顔にせよ、のび太がかきかえてもらった顔にせよ、イケメンとは言いがたいような…。それを言うと、うそつきかがみのときも本当にイケメンなのかわかんないけど。
0242 ライター芝居 小五75年05月号 8巻 9
このお話好き。シナリオライター、子供のころはわかってなかったけど、writerとlighterがかかってるのね。ライターの中に入れたシナリオどおりに人物が動くという道具なのだが、のび太の誤字のせいで、ドタバタ劇になる。自分の名前くらいはちゃんと書けよ!
0243 ぐうたらの日 小五75年06月号 14巻 8
冒頭ののび太の「6月には祝日が1日もない」という台詞のせいで、おいらも6月がキライになった。いまだにないもんね。夏至と冬至を祝日にすればいいのに。しかし、勤労感謝の日に対抗してのぐうたら感謝の日だが、働いちゃだめって、そこまでやっちゃうか? 勤労感謝の日が絶対働かなきゃいけない日になったらやだもん!
0244 変心うちわ 小五75年07月号 プラス2巻 8
プラス収録作品。初読だが、おもしろかった。このうちわであおがれると、ころっと気が変わる。例えば、昼寝をしていたのび太が勉強を始めたり。最後はのび太が自分で自分をあおいでしまったことに起因するオチ。でも、ほんとに暑いとうっかりあおいでしまう気持ちはわかる。
0245 ろく音フラワー 小五75年08月号 プラス1巻 8
これもプラス収録で、初読。音楽を栄養にして育つ花っていうのは、クラシックを聴かせると植物がよく育つっていうところからの着想かな? 花が開くまで音を録音し続けるのが厄介なところ。つぼみをつけるまで3時間というのは長い。フルサイズでライブ録音できるね。
0246 人間ラジコン 小五75年09月号 10巻 9
野球の特訓をするというジャイアンをラジコンにしてコントロールしてしまうというお話。これは小5向けの話だが、この年代は小4もジャイアンズの話が多かった。野球はずっと人気があったと思うんだけど、急にふえたのは何か理由があるのかな。ONコンビ? 調べたら、長嶋さんは前年で引退してた。
0247 いたわりロボット 小五75年10月号 プラス5巻 8
ママがのび太に向かって言う「人の倍以上勉強して、やっと半人前」が残酷。「人の4倍以上勉強して、やっと1人前」のほうがマシ…でもないか。この言葉以外にも、このお話には現実を突きつけてくる要素が多い。いたわりロボットそのものが依存への皮肉だから。読んだことがあったのでスルーしてしまったが、これもプラス収録だったのね。
0248 たとえ胃の中、水の中 小五75年11月号 10巻 9
水から水へジャンプできる潜水艦が再登場。よく考えたら好きな子の内臓に入るってすごいシチュエーションだよね…。しかも、いたずらではあるものの、大腸から出るって発言もひどい。さっきの話といい、この時期のF先生は攻めモードだったんだろうか。
0249 いないいないシャワー 小五75年12月号 10巻 8
このシャワーを浴びると光が曲がって、本来いる場所とは違う場所に姿があらわれる。さらっと蜃気楼の理屈の説明が入っているのよね。姿が見えないことによる事故も多そうだから、一概に便利な道具とはいえないかなあ。壁抜けとかして周りをびびらせそうだし。
0250 弟をつくろう 小五76年01月号 10巻 8
タイムマシンを使って3歳のころののび太を連れてくるっていうお話。ママが混乱していくさまがおもしろい。よくできたお話だよなあ。でも、冒頭のママの言葉、一人っ子にとっては結構いやな言葉なのよね。好きで一人っ子なわけじゃないし、一人っ子全員がクズじゃないよ!
0251 仮病薬 小五76年02月号 8
てんコミ未収録作品。以前「いんちき薬」で出てきた薬だ。1錠だとにせの症状は熱が出たり、震えが出たりするだけなんだけど、たくさん飲むとにせの幽霊になっちゃうって設定は、前の話にはなかった(前は葬式ごっこの薬があった)。確かに症状が重なれば死んじゃうもんね。
0252 アクト・コーダー 小五76年03月号 8
てんコミ未収録作品。動きを記録・再生することのできる機械。あらかじめ再生回数やスロー再生を指定してから記録するっていうのは、ちょっとオチのために用意した設定って感じがする。まあ、のび太のホームランの再現は期待せず、素直にタイムマシンで戻るべきかも。
0253 化石大発見!! 小六76年04月号 11巻 12
このお話、おじさんがちょっとかわいそうなんだよなあ…。太古の世界への憧れはおいらにもあるので、のびドラにだまされたときのがっかり感はよくわかる。まあ、オチで救われるんだけどね。4月ばかって風習はキライ。センスいい冗談ならいいけど、だますのはダメ。
0254 にっくきあいつ 小六76年05月号 プラス6巻 10
プラス収録作品。ちょっとこれ、のび太の都合ですべて動いているお話なんだよなあ。透明ペンキでしずちゃんちに侵入するし、家庭教師を排除するのも、しずちゃんのためと言いつつ、やっぱ自分のためだし。やっぱり他者をおとしめるだけで自分を磨かないのはダメでしょ。
0255 Yロウ作戦 小六76年06月号 11巻 10
これも子供のころはわかってなかったけど、賄賂ってことだったのね。何か6年生に入って、のび太が感じ悪いというか…。まあ、このお話のオチはのび太が痛い目に遭うので、いいっちゃいいんだけどさ。やっぱりドラえもんではのび太に感情移入できるかどうかが重要だな。
0256 正義のみかたセルフ仮面 小六76年07月号 12巻 10
あ、このお話は何となく好きだった。ドラえもんではよくあるタイムマシンネタではある。セルフ仮面と名乗っていることから、少なくとも読者は最初から正体がわかる。なので、正体よりもどうやってピンチを救うかってところに、この話のポイントがあると思う。
0257 合体のりでハイキング 小六76年08月号 プラス5巻 10
プラス収録作品。お話の記憶はないが、道具の記憶はあるような。どんな生物とも合体できて、その生物の特徴を自分のものにできるというのり。いろんな動物と合体して、ハイキングを楽しむという内容。ドラ、最初に犬じゃなく猫と合体すれば憧れの姿になれるのに。
0258 天気決定表 小六76年09月号 12巻 10
名前のとおり、天気を決められるというすばらしい道具。まあ、ドラが最初に釘を刺すとおり、大きな責任を背負うことになるのは確かだ。でも、実際これが発明されたら、利権争いになりそうなのも確か。難しいもんだねえ。個人的に結構好きな、ルテルテぼうずも登場。
0259 チューケンパー 小六76年10月号 プラス4巻 10
これもプラス収録作品。これものび太が感じ悪いのだが、ラストがかなりブラックなのでOK。ブラックでOKって評価もどうなのって思うけど。チューケンパーとは、犬型のロボットで、まあ忠犬ってことね。かわいいんだけど、のび太のためにしか行動しないのが問題。
0260 からだの皮をはぐ話 小六76年11月号 14巻 10
タイトルだけ聞くとすごいな。ダッピ灯を当てると古い皮の下に新しい皮ができるので、古い皮を脱げるようになる。単純にこれ、使ってみたい道具だな。気持ちよさそう。このお話のオチは前半とあまりつながりがなく、ちょっと唐突かもしれないが、個人的には大好き。
0261 夢まくらのおじいさん 小六76年12月号 14巻 12
このお話、すごく好き! のび太の亡くなったおばあちゃんは有名だが、その旦那さんってことね。これが厳格な人なんだけど、見えないところでは優しいの。自分のためじゃなく人のため、怒るんじゃなく叱れる人。芯が通っていてかっこいい、多分明治男?
0262 ポータブル国会 小六77年01月号 15巻 10
機械に法案を入れると日本中でそれが守られるって、すごい道具。ポータブル過ぎる。解釈がどうのとかの次元じゃないから、とりあえず、どこかの国の首相には持たせないようにしないと。濫用すると壊れる安全装置つきではあるが、法案数の問題で内容は関係なさそうだし。
0263 かがみでコマーシャル 小六77年02月号 14巻 10
遠写かがみという鏡に映った画面を、ほかの鏡にも映し出すという、迷惑っちゃ迷惑な道具。だが、このお話の注目すべき点は別! 最後にのびドラが食べる和菓子がもう、本当においしそうなんだよ! 特にきんつば! 読んだら食べたくなっちゃった…。
0264 りっぱなパパになるぞ! 小六77年03月号 16巻 12
小六最終話は、やっぱりぐっとくるお話。何度も書いているように、完璧でなくてもいいんだという視点を与えてくれたF先生には、本当に感謝。がちがちの完璧主義だったら、もっと身動き取れなくなってた。不完全であるからこそのよさに気づける人間でありたい。

 

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