このページは何?
詳細はこちらに書いてあるとおりだが、ここは藤子・F・不二雄大全集のドラえもん全巻(短編20巻・長編6巻)を読み尽くすという企画のページである。
Twitterで1話1ツイートの感想などを書き、それを表にしてまとめた。
1巻で1記事にすると長くなってしまうため、数回に分けた記事になっている。
ドラえもん全話制覇!〜全集5巻その2
ドラえもん全話制覇!〜全集5巻その3
そのほかの巻は、こちらのまとめページで。
表の見方
No. | 便宜上つけた通し番号(カウントは物語のみ) |
タイトル | 全集目次のタイトル(別タイトルのあるものは併記) |
初出掲載誌 | 初めて掲載された雑誌名と出版年月 |
てんコミ | てんとう虫コミックスでの巻数 |
ページ数 | ページ数 |
★は単行本初収録作品(公式より)
表中の赤字はブログにまとめる際に追記した文章。
No. | タイトル | 初出掲載誌 | てんコミ | ページ数 |
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1965年生まれ(1972年度入学)の小学生が読んだ「ドラえもん」(続く) | ||||
0265 | ★花さくはい | 小一72年04月号 | – | 2 |
1965年度生まれ編、小一72年4月号からスタート。小一は初単行本化作品が4話続き、1話を除いてすべててんコミ未収録。そして、3月号以外2ページの作品が続く。感想が難しそうだ…。このお話は、花咲く灰ってことで、花咲かじいさんがモチーフになっている。 | ||||
0266 | ★むしめがねでへんしん | 小一72年05月号 | – | 2 |
覗くと虫に変身できる虫眼鏡。裏から覗くともとに戻る。この手の道具だと、いつもは見た虫に変身するところだが、ランダムに変身するみたい。それがオチにもつながっていて、まあ、ダジャレオチですな。何気にテントウムシになったドラがカメっぽくてかわいい。 | ||||
0267 | ★うちでの小づちでせいくらべ | 小一72年06月号 | – | 2 |
そのままなんだけど、背が高くなる道具。裏で叩くと縮むっていうのはオリジナルかね? うちでの小づちっていうひみつ道具はほかのお話にあったような。背が高くなるとかじゃなくて、願いを叶えるとかだったと思うんだけど、まだ出てきてないな。 | ||||
0268 | ★もぐら手ぶくろ | 小一72年07月号 | – | 2 |
ここまでが初単行本化作品。地面を掘って進める道具。複数のお話に出てくる道具だが、これが初出っぽいね。見た目などの変遷も追っていけるといいな。2ページなのに、なかなかおもしろい。お風呂に入りたくないからと借りた道具なのに、辿り着いた先は…っていうね。 | ||||
0269 | ゆきぐも | 小一72年08月号 | – | 2 |
てんコミ未収録作品。これも2ページの作品。雲から降ってきた雪でかき氷を食べているのびドラ。8月掲載らしい設定である。雪でかき氷っていいなあ。冬はとても食べる気にならないから食べたことないけど、雪でつくったかき氷はふんわりしてそう。試したいけど汚いのかな。 | ||||
0270 | 本物ライト | 小一72年09月号 | – | 2 |
これもてんコミ未収録作品。ドラの説明によれば、「当てると本物になる」ライト。お話の中では怪獣と、ブルトラマンという名前のフィギュアにライトを当てるのだが、本物になるというよりは、動くようになるという感じかな。体が大きくなるわけじゃないから。 | ||||
0271 | 落ちないつな | 小一72年10月号 | – | 2 |
これもてんコミ未収録作品。ジャイアンとスネ夫が鉄棒で綱渡り。小学生でもかなりのバランス感覚だね。当然のび太はできないだろうとばかにされ、ドラが出したのがだれでも渡れる綱。横に渡した場合だけでなく、縦方向に渡しても落ちることなく渡れる優れもの。 | ||||
0272 | ボールに乗って | 小一72年11月号 | 14巻 | 2 |
小一で唯一のてんコミ収録作品。てんコミで2ページという短さはほとんどないから、そういう意味でも記憶に残っている作品である。空を飛ぶ道具の定番であるタケコプターとはまた違った感覚が楽しめそう。バットで速度を調節できるが、方向も操作できるのかな? | ||||
0273 | 魚と遊ぼう | 小一72年12月号 | – | 2 |
てんコミ未収録作品。魚に薬を塗ると、魚が空気の中を泳げるようになる。「空とぶさかな」に出てくるエサと同じ効果だ。ちなみに、「空とぶさかな」は71年5月掲載。1年ちょいしか離れていないのに、同じ設定で別の道具っていうのは珍しいかもしれない。 | ||||
0274 | 動物ドロップ | 小一73年01月号 | – | 2 |
てんコミ未収録作品。食べると動物と同じことができるようになるという、若干既視感のある道具。まあ、定番ネタですな。小一向けじゃなきゃ、オチはある意味シュール。子供だったら純粋に笑えるのだろう。大人ってやだと思うと同時に、シュールなのも好きな自分がいる。 | ||||
0275 | とうめいペンキ | 小一73年02月号 | – | 4 |
てんコミ未収録作品。小一初めての4ページの作品。ページ数がふえるとやっぱ楽しい。道具は透明になるペンキ。透明なペンキではない(それだったら現実にありそう)。体だけペンキを塗ったのび太、生首が飛んでるように見えるのはベタなんだけど、おもろい。 | ||||
0276 | ウルトラリング | 小一73年03月号 | – | 7 |
てんコミ未収録作品。小一最後はさらにページ数がふえて、7ページの作品。指相撲で負けたのび太が指を強くする機械をお願いして、ドラが出したのがウルトラリング。指だけかよ!と思ったら、指輪をはめた手の力が強くなるらしい。どのみち使いどころは難しいが…。 | ||||
0277 | ネジまいてハッスル! | 小二73年04月号 | 11巻 | 7 |
冒頭の何をやってものろまなのび太がかわいそうなんだよね。最後にはポロリと涙流して。そりゃ、悔しいに決まってる。頑張ってもできないことを責める人間にはなりたくないな。ところで、今の子供ってねじってものを触る機会はあるのかな。最近あんま見ないよね? | ||||
0278 | 小人ロボット | 小二73年05月号 | 7巻 | 7 |
一、二、三で眠れるのび太…ある意味尊敬する。いつでもどこでも眠れるって、うらやましいスキルだよ。しかし、これほどのび太と相性のいい道具もないよなあ。上手に使えば。ところで、このお話の引用元といえばグリム童話の「こびとのくつや」。このお話も好きだった。 | ||||
0279 | とりよせバッグ | 小二73年06月号 | 11巻 | 7 |
定番アイテム! いかようにも悪用できてしまうので気をつけなければいけないが、これ欲しいな。もう重い荷物を持っていく必要がなくなるんだよ! 忘れ物がどうとかより、そういう使い方をしたい。逆に、今持っているものを置けたら、いろんな意味で身軽になれる。 | ||||
0280 | さいみんふりこ | 小二73年07月号 | – | 7 |
てんコミ未収録作品。冒頭だけ読んで、展開が似ているので知ってるお話かと思ったけど、違った。名前のとおり、催眠術をかけることのできる道具。のび太が友達に催眠術をかけまくるわけだけど、ラストののび太がいろいろ破綻してておもしろい。逃避型オチと名づけよう。 | ||||
0281 | みがわりペンダント | 小二73年08月号 | – | 7 |
てんコミ未収録作品。ペンダントについている鏡に相手を映しながらボタンを押すと、その相手の姿になれるという道具。「入れかえロープ」と展開が似ているが、こちらは入れかわるわけではないため、だれがだれになっているか、混乱することはない。オチもおもろい。 | ||||
0282 | ★びっくりばこ | 小二73年09月号 | – | 7 |
初単行本化作品。その人にとって一番怖いものが出てくるというびっくり箱。似た話を読んだことがあるような。「一番怖い」だから、ほかに怖いものがあっても関係ないんだろうね。おいらが一番怖いものって何だろ。電話は確かに怖いけど、シチュエーション依存だしなあ。 | ||||
0283 | さいなんくんれん機 | 小二73年10月号 | 11巻 | 7 |
防災訓練じゃなくて、災難訓練なのね。だけどこれ、訓練になるのかな。出てくる災難は台風、火事、地震、洪水、雷と豊富だが、あくまで体験できるだけ。起こってからただ逃げるだけじゃ、防災にはならない気がする。備えをしないと意味ないもんねぇ。 | ||||
0284 | ★スーパーパワーゲン | 小二73年11月号 | – | 7 |
初単行本化作品。1粒飲めば力が倍に、2粒飲めば4倍になる薬。ただし、効き目が出るのが30分後で、物語の半分はその時間が来るまでの時間稼ぎである。効き目が出てからはのび太の無双となるが、オチは「ブラックベルト」と似た感じで、ちょっと既視感あり。 | ||||
0285 | しずちゃんのはごろも | 小二73年12月号 | 2巻 | 8 |
いい意味でツッコミどころのある作品。東京からちょっと飛んでいくだけで、薪を背負ったおじさんとか、もんぺ姿のおばさんとかいる?っていう。73年の作品だから、今より多少田畑はあっただろうけど…。うちの祖母の家のほうは、いまだにあんな感じの人がいる。 | ||||
0286 | ★しんじゅせいぞうロボット | 小二74年01月号 | – | 7 |
初単行本化作品。真珠のできる過程がわかりやすく説明されている。読んだことがある気がしたけど、別のお話のようだ。記憶では、ストーリーも道具の機能も「しんじゅ製造アコヤケース」とかなり近い。このあたりの検証は、13巻まで待たなければならないが。 | ||||
0287 | ★ヒラリくつ下 | 小二74年02月号 | – | 6 |
初単行本化作品。この靴下を履くと、何でもひらりと飛び退けられるようになる。ひらりマントに似ているが、あちらは飛んできたものを回避する道具なので、全く別物と考えていい。オチは笑えるんだけど、もしこの靴下をはいていなかったら…下手すりゃ死んでるじゃん! | ||||
0288 | 人間磁石 | 小二74年03月号 | – | 6 |
てんコミ未収録作品。タイトルからNSワッペン的なものを想像したら、人を引き寄せられる磁石だった。科学的というよりは力業、それゆえのドタバタがおもしろい。それでも敢えてオチについてもの申すなら…のび太よ、手がダメなら足でボタンを押してみればよかったのでは? |
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