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ドラえもん全話制覇!〜全集8巻その3(0514〜0537話)

 

8巻の5〜6年生分。

 

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このページは何?

詳細はこちらに書いてあるとおりだが、ここは藤子・F・不二雄大全集のドラえもん全巻(短編20巻・長編6巻)を読み尽くすという企画のページである。
Twitterで1話1ツイートの感想などを書き、それを表にしてまとめた。
1巻で1記事にすると長くなってしまうため、数回に分けた記事になっている。

ドラえもん全話制覇!〜全集8巻その1
ドラえもん全話制覇!〜全集8巻その2

そのほかの巻は、こちらのまとめページで。

 

表の見方

No. 便宜上つけた通し番号(カウントは物語のみ)
タイトル 全集目次のタイトル(別タイトルのあるものは併記)
初出掲載誌  初めて掲載された雑誌名と出版年月
てんコミ てんとう虫コミックスでの巻数
ページ数 ページ数 

★は単行本初収録作品(公式より)
表中の赤字はブログにまとめる際に追記した文章。

 

【ドラえもん8(3/3)まとめ】
No. タイトル 初出掲載誌 てんコミ ページ数
(続き)1968年生まれ(1975年度入学)の小学生が読んだ「ドラえもん」
0514 自動質屋機 小五79年04月号 18巻 8
品物を入れると、その値打ちの分だけお金を貸してくれる道具。まあ名前そのままですな。3カ月以内にお金を返さないと流れてしまうけど、ちょっとしたときに便利そう。普段は捨てているものもお金になる可能性があるしね! お金ネタではあるが、ラストはちょっといい話。
0515 苦手つくり機 小五79年05月号 プラス3巻 8
プラス収録作品。2つのボードがついた機械で、片方には人の名前を、もう片方には苦手にさせたいものを書くと効果があらわれる。嫌がらせにしか使えない気がしたが、「のび太」「昼寝」など、悪習を改善するのにも使える。このオチは秀逸だなー、改善すると思いきや…と。
0516 パンドラのお化け 小五79年06月号 19巻 8
このお話好きだったな〜。あの手この手で箱を開けさせようとするわけだけど、箱の意思とは思えない自然さ。ラストはよく考えたら意志の強さとはまたちょっとベクトルが違う気もするけど。だったらママ、自分で開けなよ!と突っ込みたいね。ママの怒りの表情が強烈。
0517 強力ハイポンプガス 小五79年07月号 45巻 8
てんコミ45巻収録作品。このお話では水泳がテーマだが、肺活量1000倍と聞くと、音楽に結びつけたくなる。息継ぎ不要ってことだから、楽器のように歌を歌えるわけで、アイデア次第ではいろんなことができるぞ! ハーモニカや笛でもおもしろいことができそう。
0518 人よけジャイロ 小五79年08月号 19巻 8
混雑が苦手なので、それを回避できる道具は欲しい…と思ったんだけど。例えばラーメン屋に並ばないで済むのはいいが、お店の人までいなくなっては意味がない。お店の人は除外しても、お客さんが少なければお店の人が困る。使えるのは人の入っていない自然界のみだな。
0519 ぼくをタスケロン 小五79年09月号 20巻 8
助け合いや思いやりについて最近ちょこちょこ考えていたので、タイミングがいい。文字数制限があるので端的に言うと、「助けてほしい」と言える環境をつくることが大切なんだと思う。お話の中では助けるべきことが明確だが、人間関係においては必ずしもそうではない。「人の気持ちを考えよう」とよく言うけど、考えてもわからないことって往々にしてあるわけで。それは価値観の違いからくることだから、仕方ない。だから、「察しろ」と言うのではなく、自分の望みを相手に伝えることが大切なんじゃないかと。上にも書いたとおり、コミュニケーションの第一歩はそう言える環境をつくることだと最近は考えている。
0520 カンヅメカンでまんがを 小五79年10月号 25巻 8
今思えば、ものをつくる系のお話が特に好きだったんだな。このお話にはさまざまな道具が出てくる。イメージするだけで絵が描ける念画紙、筋書きが載っているマンガ原作集、文字どおり缶詰になれる仕事場カンヅメカン。一番欲しいのはカンヅメカンかな。居心地のいい仕事場に憧れるので。
0521 ゴキブリカバー 小五79年11月号 プラス3巻 8
プラス収録作品。またゾクゾクするタイトルではあるが、特に最初のほうは少しGに愛着が湧きそうな…いや、うん。でもね、確かに理解し合えるならしたいよ。命あるものなんだから、むやみに殺さずに済むならそのほうがいい。そのアイデアの一つとしてもおもしろい作品。
0522 サンタメール 小五79年12月号 21巻 21
クリスマスシーズンに合わせたのか、21ページという、やや長めのお話。5年生向けということもあり、サンタクロース全否定。中盤でのびドラがサンタとして奮闘するさまはおもしろいが、後半はギャグにもいいお話にもなりきれていない中途半端な印象を受ける。
0523 ナワバリエキス 小五80年01月号 24巻 8
未来の企業は遊び心があり過ぎる。容器をただ振るだけでは、エキスは出ないのだ。お腹につけて、犬がマーキングするような格好をして初めて、エキスが出る。クレーム続出しそう。幸い、縄張り争いなんてきっと子どものおもちゃだよね、いい大人がそんなことしないよね。
0524 のび太の地底国 小五80年02月号 26巻 23
これも23ページの長いお話。映画にも通じるようなストーリー展開で、飽きさせない。夢があって楽しいお話かと思いきや、独裁国家の気持ち悪さもよくあらわれている。大きな話に膨らみかけたところで、日常のささやかな問題に帰結するところも好きだ。
0525 ハッピープロムナード 小五80年03月号 21巻 8
このお話大好き。ハッピープロムナードを歩くとみんなハッピー、ただし逆から歩くと悲しくなるという、単純といえば単純な道具。お話も単純明快で、ある意味オンオフのみ、オチも想像がつくのだが、それが心地よい。ラスト3人のしょげぐあいがツボ。
0526 めだちライトで人気者 小六80年04月号 24巻 10
有名税ってやつですなー。ワイドショーってほんとに需要があるのか、昔から疑問。もちろん若いころは、憧れの人のことをたくさん知りたいとは思ったけどさ、でもそれって私生活とかより、普段どういうことを考えているんだろうとか、そっちだったんだよね。
0527 オンボロ旅館をたて直せ 小六80年05月号 32巻 12
いいお話な感じでオチるのだが、よく考えると詐欺以外の何ものでもないホテル。カムカムキャットでお客さんを呼ぶのはまあいいとしても、ホテルの見た目は室内旅行機の映像、お風呂も食べ物もソーナルじょう。場所の提供以外全部偽物じゃないか!
0528 アニメ制作なんてわけないよ 小六80年06月号 24巻 10
カンヅメカンに続く、ものづくり系のお話。これも大好きだったなあ。子どものころは知りようもなかったアニメ制作の裏側を垣間見ることができて、ワクワクしたものだ。ラスト、タイトル画面をわざわざ流すアニメーカーの悪意と「ボタン押し」がツボ。
0529 みせかけモテモテバッジで大さわぎ 小六80年07月号 プラス3巻 10
プラス収録作品。名前も名前だが、ドラの道具説明「モテない男が気休めに使う、みじめな道具」がひどい。確かに、やきもちを焼かせて振り向かせようとするのは、みじめ以外の何ものでもないが…。お話としては、ドタバタというよりごちゃごちゃ。
0530 ぼくよりダメなやつがきた 小六80年08月号 23巻 10
ここまで胸くそ悪いのび太もあまりないな。まあ、最後にちゃんと反省してるのは救いだけど。優越感っていうのはほんと邪魔くさい感情だと思う。すべてのものごとが数値化できるわけじゃないから、優劣だけでは語れないし、「どっちも正しい」もあり得る。かく言うおいらも、ふと気づくと人と比べちゃってることがあってね…アホらしいと思ってるのに。劣等感も多いけど。
0531 透視シールで大ピンチ 小六80年09月号 23巻 10
ん、こののび太も最低だな。しかもオチはうんざりしてるだけで、反省はしてないし。そもそも貸すほうも貸すほうで、透視の道具を覗き以外の理由で使うわけがないもんな。悪用するってわかってるのに、大量に貸してしまうドラもダメ。すっきりしないな〜。
0532 のら犬「イチ」の国 小六80年10月号 22巻 20
個人的にはほろ苦い「イチ」という名前…。子どものころはまだ野良犬とか多くて、怖い思いをしたこともあるけど、この問題はやっぱ簡単じゃないよね。今も殺処分にされている動物は多いわけだし…。ただ、お話の中での解決法も、生態系を考えれば正しいとは思えず。ちなみに、これを元に長編化・映画化されたのがワンニャン時空伝。観てないけど…。
0533 しずちゃんさようなら 小六80年11月号 32巻 12
いいお話。のび太もしずちゃんもエライ。二人とも相手を思いやっての行動なんだよな。のび太は若干ズレてる気もするけど、彼なりに必死。しずちゃんはかっこよ過ぎ。ママやドラよりのび太のことを思ってるってことだから。ママの母性が心配にもなるが。
0534 ジャイアンリサイタルを楽しむ方法 小六80年12月号 24巻 10
中毒を治す薬じゃなく、中毒にする薬「ヤメラレン」。苦手を克服するという意味では確かに有用。ただ、効き目がもう少し緩やかなら便利だけど、禁断症状が出るほど効いてしまうので、極端過ぎる。そう考えると、やっぱ何でもほどほどがいいんだな。
0535 「真実の旗印」はつねに正しい 小六81年01月号 26巻 10
旗を揚げなくても、自分は常に正しいと思っている人間も世の中にはいるもので…。何にせよ、自分の正義を押しつけてくる輩には拒否反応が出てしまうな。まともにコミュニケーションがとれないもん。そんなんで生きてて楽しいのかなとも思うが。自分の間違いに気づくときって、とても大切なことだからさ。そういう経験をしないで生きるのって、残念だなと。
0536 のび太が消えちゃう? 小六81年02月号 43巻 13
あれ、おいら43巻も読んでない…? 記憶にないのでそういうことなんかな。パパがのび太にそっくりなドジっぷりを見せつつ、ラストはすごくかっこいい。その上、パパとママの出会いもさらっと描いている名作ではないか! つまりはやっぱ読んでないんだな…。
0537 ★のび太王国誕生 小六81年03月号 10
初単行本化作品。「のび太の地底国」に引き続き、これものび太が調子に乗って独裁を始めてしまうお話。これ系はどうしてもワンパターンになってしまうな。だから初単行本化なのかも? 小六最後のお話としては、1つ前の作品のほうが合っていると思う。

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