9巻の1〜2年生分。
2年生の12月号は本編と別冊に1話ずつお話が載っているので、いつもより1話多くなってます。
このページは何?
詳細はこちらに書いてあるとおりだが、ここは藤子・F・不二雄大全集のドラえもん全巻(短編20巻・長編6巻)を読み尽くすという企画のページである。
Twitterで1話1ツイートの感想などを書き、それを表にしてまとめた。
1巻で1記事にすると長くなってしまうため、数回に分けた記事になっている。
ドラえもん全話制覇!〜全集9巻その2
ドラえもん全話制覇!〜全集9巻その3
そのほかの巻は、こちらのまとめページで。
表の見方
No. | 便宜上つけた通し番号(カウントは物語のみ) |
タイトル | 全集目次のタイトル(別タイトルのあるものは併記) |
初出掲載誌 | 初めて掲載された雑誌名と出版年月 |
てんコミ | てんとう虫コミックスでの巻数 |
ページ数 | ページ数 |
★は単行本初収録作品(公式より)
表中の赤字はブログにまとめる際に追記した文章。
No. | タイトル | 初出掲載誌 | てんコミ | ページ数 |
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1969年生まれ(1976年度入学)の小学生が読んだ「ドラえもん」(続く) | ||||
0538 | ふんわりガス | 小一76年4月号 | – | 8 |
てんコミ未収録作品。ふんわりガスをかけたものは空気よりも軽くなる。パパのつくった模型飛行機に乗って遊ぶのだが、まあこの手のお話はある程度パターンが決まっていて、おりれなくなって困るという。が、オチはあまりないかな? 運とドラのひらめきで解決。 | ||||
0539 | ★ふしぎなじどうしゃ | 小一76年5月号 | – | 7 |
初単行本化作品。道具はじどうしゃセット。ミニチュア(といっても人が上に無理矢理乗れるくらい)の消防車やパトカーで、働くときがきたら自動で走り出す。これは子どもが好きなものを詰め込んだ感じだね! 逆に言えば、大人が読むにはちょっとつらい部分がある。 | ||||
0540 | さかなつり | 小一76年6月号 | – | 8 |
てんコミ未収録作品。ひみつ道具は捕鯨船…って、ひみつも何もリアルにある道具じゃん!と突っ込みたくなるけど、ミニチュアの捕鯨船。のびドラがスモールライトで小さくなって、捕鯨船に乗り込み、魚釣りをするというお話。未来に捕鯨船があるのか気になるところ。 | ||||
0541 | とりよせつぼ | 小一76年7月号 | – | 4 |
てんコミ未収録作品。道具の名前もだが、機能的にもとりよせバッグと同じ。4ページという短い作品なので、のびドラが結構ひどい目に遭うにもかかわらず、展開が速い。マンガのコマ割りのうまさとかはあまりわからないけど、F先生はこの辺の表現もうまいんだろうなあ。 | ||||
0542 | 空手ドリンク | 小一76年8月号 | – | 6 |
てんコミ未収録作品。空手ドリンクといいつつ、空手が強くなるわけではなく、体が鉄みたいになるだけの道具。まあ、ある種の強さではあるのか。ラストでドラが読者に向かって「みんなはこんなまねやめようね」と言っているのは、新しいっちゃ新しいかな? | ||||
0543 | いっすんぼうし | 小一76年9月号 | 16巻 | 6 |
9巻に入って初めて知っているお話だ。この帽子を被ると小さくなってしまうというダジャレアイテム。もとはジャイアンへの仕返しのためにドラが出してくれた道具だが、このお話で一番印象深いのはラストですな! 山のようなアイスクリーム、子どもだけの夢ではない! | ||||
0544 | ミニたいふう | 小一76年10月号 | – | 6 |
てんコミ未収録作品。台風を集めて少しずつ使うというお話、ほかにもなかったっけ…? 雨だっけ? 台風を有効に使えたらいいのにって願いをかなえてくれる道具で、子どもたちはさらにそれを遊びの道具にしてしまう。こういう柔軟な感じ、いいな。ラストはまたダジャレ。 | ||||
0545 | キングコング | 小一76年11月号 | – | 6 |
てんコミ未収録作品。道具はスモールライトのみなのだが、スモールライトでものを大きくすることができるらしい。とすると、ビッグライトの意味が…。まあ考えてみれば、1つで両方できなきゃ不便で仕方ないので、これが本来の設定でもおかしくないんだけど。 | ||||
0546 | 弓やで学校へ | 小一76年12月号 | 13巻 | 8 |
これは子どものころ欲しかった道具。小学校は徒歩2分とかだったので別になくてもよかったが、祖父母の家に行くときに使いたかったな。毎週バスで2時間かけて行っていたもんだから、大変だったのよ。でもお話では割と全部近場なんだよな。遠いとこでも使えるのかな。 | ||||
0547 | かたづけラッカー | 小一77年1月号 | 17巻 | 8 |
時々常識的なことを知らないおいらなので、ラッカーが何か知らなかった。子どものころからの疑問を、たった今解決したところ。やったね! このお話はギャグがさえていて好き。寝転がって焼き芋を食べているしずちゃんとか、ラッカーが足りなくて服だけ消えるのとか。 | ||||
0548 | ロボット雪だるま | 小一77年2月号 | プラス6巻 | 8 |
プラス収録作品だが、何となく見覚えがあるような、ないような。「ロボットのもと」を雪だるまに埋め込むと、雪だるまがロボットになるという、これまた子どもの夢を実現してくれる道具だ。でも、雪だるまのいいところは溶けるところにある気もするね、情緒的で。 | ||||
0549 | なぐられたってへっちゃらだい | 小一77年3月号 | プラス2巻 | 9 |
プラス収録作品。道具は「がんじょう」だが、数話前の「空手ドリンク」と道具の効果が同じ。同じ学年でこういうことはあまりなかったと思うんだけど…。全集2巻で読んだ「ガンじょう」とも相似点は多いが、薬の効き目が切れてあたふた〜はこのお話だけ。 | ||||
0550 | 時間貯金箱 | 小二77年4月号 | 16巻 | 7 |
これはぜひとも欲しい道具。やっぱり時間を無駄にしてるなって思うこともあるし、そのくせ時間が足りないことも多いから。ただ、自分の都合に合わせて周りの時間も変動してしまうのは困りものだなあ。自分が必要なときに、他の人も必要だとは限らないもんね。 | ||||
0551 | 四次元ポケット | 小二77年5月号 | 16巻 | 8 |
のび太の「ものを捨てられない」発想が斬新。ドラがのび太に別の四次元ポケットを貸すのだが、厳密にはスペアポケットではないみたい。でも同じ四次元空間のポケットだから、ドラのポケットとつながってないとは言えないのかしら。光年規模で離れている可能性もあるが。 | ||||
0552 | ふみきりセット | 小二77年6月号 | 15巻 | 7 |
ちょうどいいところにある小石。よく小石につまずく描写があるけど、埋まってる石の先っちょとかだよね、本当は。となると、アスファルトに覆われた地面ではそうそうないわけだ。のび太の家の前の道路が舗装されていないとは考えにくいから、本来であれば段差なのでは? | ||||
0553 | 雲の中のプール | 小二77年7月号 | 14巻 | 10 |
オチのかみなりの子云々が好き。でも、雷雲ってそれ自体がびりびりくるのかな?とちょっと調べたら、雷の原理ってまだちゃんと解明されてるわけではないんだね。ただ、静電気がたまっている状態みたいだから、引き寄せたときに、爆発的に放電しそうな気はする。 | ||||
0554 | ウルトラよろい | 小二77年8月号 | 16巻 | 7 |
ドラが出したと見せかけるのは、ウルトラ・スペシャル・マイティ・ストロング・スーパーよろいというあからさまにうそっぽい、必殺技みたいな鎧。ま、裸の王様なんだけどね。つまり、このお話にはひみつ道具が一切出てこない。中期以降では珍しいんじゃないかな。 | ||||
0555 | あらかじめ日記はおそろしい | 小二77年9月号 | 16巻 | 7 |
あらかじめ日記に書いておくと、それが現実になる。そういえば、子どものころ「はれときどきぶた」がすごくはやったな〜。あれも子どもながらに衝撃的な作品だった。アニメ映画にもなったらしいが、今も読み継がれていたりするんだろうか。 | ||||
0556 | 空想レンズ | 小二77年10月号 | – | 7 |
てんコミ未収録作品。迷信を笑うスネ夫という設定は、しつけキャンディーに近い。ただ、今回は子ども相手に意地が悪過ぎるので、おいらも迷信側につきたくなるな(しつけ〜のときは迷信に違和感があった)。あと、道具自体にも夢があってきらいじゃない。空想は大切。 | ||||
0557 | デラックスライト | 小二77年11月号 | 16巻 | 7 |
わー、大人になって読み返してみると、耳の痛いお話だなあ。確かに、何でもデラックスがいいというわけではない。古いものへの愛着っていうのが確実にあるからね。まあ、iPhoneとかは最新が欲しいけど。お金に余裕があれば毎年かえたいくらいだもんな。 | ||||
0558 | 中身ポン | 小二77年12月号 | – | 7 |
てんコミ未収録作品。コショウの入った容器みたいな道具で、ふりかけると中身がポンと出てくる。例えば袋入りのあめ玉にかけると、袋を破らなくてもあめが出てくる感じ。これ、オチもおもしろいのに(のび太のポーズがよい)、てんコミに入ってないんだなあ。一読の価値あり! | ||||
0559 | 紙工作が大あばれ | 小二77年12月号 別冊付録 | 17巻 | 14 |
今の時代からすると、火のついたマッチのポイ捨てオチはちょっといただけない。ただ、道具自体はとてもおもしろい。紙工作でつくったものが本物のように動くとか、夢がいっぱいだもの。ケーキとかせんべいとかジュースとか、見た目や音は悪いけど、ぜひ食べてみたい。 | ||||
0560 | たからさがしカウンター | 小二78年1月号 | – | 7 |
てんコミ未収録作品。メインの道具を出す前にドラが出した「たからの地図さがしき」が好き。この道具で宝の地図を探して、その地図で宝を探すという二度手間ながらロマンがある気がしないでもない道具。無精なのび太には取り合ってもらえないけども。 | ||||
0561 | クモノイトン | 小二78年2月号 | – | 7 |
てんコミ未収録作品。元ネタはスパイダーマン? お尻につけてお腹に力を入れると糸が出る道具で、張った糸からは絶対に落っこちない。おいらは高所恐怖症だが、絶対に落ちないって言われたら…いや、外れるはずのない高層ビルの窓越しに下を見ても怖いんだからダメか…。 | ||||
0562 | モノモース | 小二78年3月号 | 16巻 | 7 |
スプレーを吹きかけると、ものが話す…物申す、というわけ。だけど、のび太の持ち物なのにのび太の悪口を言ったり、ママにチクったり。確かに主従関係のできる道具ではなさそうだが、もうちょい持ち主に優しくてもいいような。よほどのび太に恨みを持ってるのかねぇ。 |
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