邦題は「白銀号事件」というらしい。
これはリトールドだが、もともと短編とのこと。
翻訳も読んでいないと思う。
あらすじ(アプリの説明文より引用)
ある晩、数々のレースでの優勝歴を誇る名馬、シルバー・ブレイズが消えた。そして残されたのは、調教師の死体……。「Sherlock Holmes and the Sport of Kings」は、消えた競走馬と殺人事件との関係を、ホームズとワトソン博士が探り出す物語。
物語的おもしろさ
実は多読を始めたきっかけというのが、子供のころ翻訳で読んだホームズや、アガサ・クリスティーの本を原文で読みたいというものだった。
なので、リトールドとはいえ、英語でホームズを読めるのは楽しみにしていたのだけど、これはどうかな、ちょっとミステリーとして詰めが甘いように感じてしまった。もちろん、リトールドによって表現しきれていない部分があるかもしれないが、ミステリーの主軸に動物が入ると、不確定要素が大きくなるような気がするんだよな〜。
とはいえ、独特のホームズの言い回しなどはしっかり表現されていると思うので、好きな人には多読の取っかかりとしてとてもよい本だと思う。
余談だが、読んでいる間はドラマの「SHERLOCK」の影響か、カンバーバッチで脳内再生される。子供のころ持っていたイメージとは違うのに、すっかり上書きされてしまったよ。
多読的読みやすさ
400語だから余裕と思ったら、幾つか知らない単語が出てきた。こういうことがあるから、低いレベルの本も侮れない。
それでも文章的には戸惑うこともなく、だれが犯人か予想しながら、ちゃんと読書として楽しめた。こういうふうに物語に入って読めるのはいい。
頭の中で日本語に訳しながら読む部分もあったが、ほとんどは英語のまま入ってくる。ただ、ミステリーは特に「こいつが犯人かな?」などと考えつつ読んだりするので、読むときに訳しているのか、考えるときに訳しているのか、その境目が実はあいまいだったりする。さすがに多読のみで、英語で考えるというところに到達するのは難しいだろうからね。
まとめ
いつかはオリジナルで読んでみたい本作。とはいえ、オリジナルは表現が古い部分もあるだろうから、いつになることやら。
それはともかく、OBW1の目玉であることは間違いない。ほかの本は子ども向けの本が多いが、ホームズはだれが読んでも楽しめるから。
多読の記録
語数:5,925語
総語数:401,335語
ということで、40万語達成!
もう少しで1年、スローペースながらここまできた。理想は1年で100万語だったんだけど、半分も到達してない。が、この前まとめたときに、着実に実力はついてきていると実感したので、問題ないのだ。でも、次の1年では100万語に到達したいな。読むのが多少は早くなっている&疲労が少なくなっているはずだと信じて。
多読本まとめページとOBW Stage1まとめページつくりました!
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