オペラ座の怪人ですな。
説明不要の有名作品だが、実は初読。映画やミュージカルも未見。
正直あまり興味がなかったのだけど、定番なので押さえておきたかった。リトールドでさくっと読めるのはいいね!
あらすじ(アプリの説明文より引用)
1880年、パリ・オペラ座。地上10階、地下7階のこの建物の構造は複雑で、2,500ものドアを持つ。 その暗い廊下で、目の無い怪しい人影を見たと言う踊り子。鼻の無い黒いコートの男を見た、と言う裏方。このオペラ座のどこかに、怪人が住んでいる……。
物語的おもしろさ
おもしろい雰囲気は感じる。が、リトールドではやはり限界があるというか、説明不足なところもあるし、泣きどころっぽいところも淡々と描かれてしまう。
相当駆け足で描かれるので、物語に没入しているヒマがないというか…。なので、本当にあらすじとして、割り切って読む感じになるかな。
この本だけでは、「すごくおもしろい」とは評価できない。
ただ、おいらのように、定番を押さえておこうと思う人には、多読もできて一石二鳥といえる。これを読んで気になったら、いずれ原作(フランス語)の英語翻訳版に挑戦するという目標を立てられるしね。
多読的読みやすさ
フランス語の単語がちょこちょこ出てくる。ムッシュとかマドモアゼルはさすがに知っていたが、固有名詞などは正確な読み方がわからないのもちらほら。
それを除いては非常に読みやすい(OBW1はどの本も大体こんな感想だけど…)。
あと、全体が6,230語で10章構成なので、各章は短くなっている。ちょっとした時間を使って、きりのよいところまで読むということができるのもポイントが高い。
まとめ
おいらは多読も読書体験として、できれば新しいお話を読みたいと思っている。今回はほとんど何も知らない状態で読むことができたので、楽しく読めた。
リトールドを読むときは結構これが重要で、「知っている話だから読みやすい」という考え方もあれば、おいらのように「知っている話のあらすじを改めて読むのはきつい」となる場合もある。
多読は楽しんでやってなんぼなので、どちらのタイプかで選ぶ本も変わってくるということ。
なので、結局のところ、この本も人を選ぶということになるのかも。
ただ、多読的読みやすさはOBW1の中でも高いほうなので、個人的にはオススメの1冊である。
多読の記録
語数:6,230語
総語数:419,505語
OBW1は残り1冊。ホームズ2、楽しみだな〜。
OBW1が終わったら、OBW2は1冊だけ未読のものがあるのでそれを読んで、OBW3に入る予定。OBW3で持っているのは4冊。
10月中旬くらいまでを目標に読んでいこう。
それ以降はCER3に戻るか、OBW4に挑戦してみるか。そのときになって考えることにする。
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